手を繋ごう
ねえ、手ぇ繋ごう!
ママ、手ぇ繋ごう!
外に出たとき、圧倒的に多いいちぼうのセリフ。
ついつい自分の速さで歩いてしまう私。
それでなくても、私は歩くのがかなり速い方なのに。
いちぼうにふと目をやると
私が見ている景色が見えていないことがよくある。
スーパーに行っても
目の前の棚の商品が彼の見えるすべて。
人混みの中を歩いていても見えているのは
大人の足。
見てるもの、見えているものがいつも違う。
自分よりスピードの速い家族に合わせて
必死に着いて行こうとしている。
そうかと思うと自分の世界で
いつも楽しんでいる。
一緒にいても
見ているものや考えていること、時間の流れの速さが違う人がそばにいることを
忘れずにいたい。
自分と違う視点や世界に立ってみて
一緒に楽しむことを大切にしたい。
いちぼう、手を繋ごう!