ママと先生、どちらも生かせ!ママ先生の自由帳

仕事(先生)も育児(ママ)も楽しみたい!毎日笑って過ごしたい!働きながらの子育ては、最幸の挑戦だ!と楽しんでいます。今しかできない、子育てをしながらの仕事や育児のことなどを思ったままに書き留める備忘録です。

《仕事》ワクワクする学級目標を立てよう☆

運動会を目前にして、学級目標を立てた。

今年はいまいちクラスのイメージがなかなかわかないなぁなんて思いながら

忙しさでただなんとなく日々をこなしていた。

だけど、運動会こそ、集団意識を高めるチャンス。

せっかくなら学級目標を軸にみんなで運動会に挑みたいと思って立てた。

 

私は、学級目標をフル活用して一年間の学級経営をする。

そのために大事なことは、

「みんなで決めたという意識があること」

「わくわくすること」(それを唱えるだけで一体感を感じられる)

「わかりやすいこと」

がキーワード。

学級だよりのタイトルも学級会の名前も、帰りの会で今日の○○さんのような発表するものも全部学級目標。

何年経っても覚えていてくれる子がいるのではないかと思うし、

私も「あの子たち」と言えば「あの学級目標のとき」と繋がるほどにしたい。

だって、一緒に目指す姿。

一年間毎日それを合い言葉に日々を積み重ねてきたのだから、、、少なくとも言われたら思い出してくれると嬉しいな。

 

では、どうやって決めるか。かなりありきたりだと思うけど、私なりの方法を紹介してみたい。

1 学級目標の意味を考える

2 どんなクラスにしたいか、全員が意見を出し合う

3 意見をまとめて、キーワードをピックアップする

4 キーワードから、さらにいくつか絞って合言葉にできないか考える

5 キャラクターを考える

 

 

1 学級目標の意味を考える

 いきなり「はい、学級目標を決めましょう。」と言ってもこどもたちは分からな い。今、偶然同じクラスになったメンバーがただ毎日を過ごしているだけでは、何も変わらない。せっかくなら、どうなっていきたい?目標があることで、人は変わっていくというようなことを話しながら絵に描いたりして表現する。目標があると楽しそう♪と思わせたいな。

 1年生には、船に乗って2年生という島を目指すんだ。どんな船にしたい?なんて思いつきで話してみたら、カッコいい船!鉄の強い船!武器がいっぱいある船!となり・・・そりゃそうなるか、と大失敗。なんとか起動修正をしながらも、ワクワクした感じにはなってくれたかな。

宇宙でも船でも例えを出すとわかりやすいかなと思う。

 

2 どんなクラスにしたいか、全員が意見を出し合う

 ここが大事。自分の発言が入っているかは、目標への愛着が違ってくると思う。

 3年生のときは、輪になって付箋に思いつくだけ全員に書かせた。思いつくだけがポイント。自分の言葉が入りやすくなるからだ。

 1年生は、そうは言ってもまだ訳が分かっていない子が多いので、今回は「経験をして知る」ということに重点を置いて、分かっている子の意見を取り上げ、「これでいい?」と確認したり挙手をさせた。

 ここで、担任の思いも入れる。

 

3 まとめてキーワードをピックアップする

 集まった言葉を似ているもの同士で集めてキーワードでくくる。ここで、あまりまとめ過ぎないこと。たとえば「思いやり」「優しい」を一つにまとめておかず、集めて描いておく。

 

4 合言葉を考える

 キーワードを組み合わせて、合言葉を考える。このときに、キーワードが集まっていると「思いやり」の「お」を使うか「優しい」の「や」を使うかなど考える幅が増えるということだ。全部のキーワードが使えなくても

言いやすい合い言葉にするのを優先する。ここで、目指す姿がイメージしやすい合い言葉にするのが私にとってポイント。

 例えば、ある時は「気合いのたすき」だった。それぞれ大事なキーワードの頭文字を組み合わせているのだが、みんなの気持ちをたすきのように繋いでいくイメージも含めている。またある時は「A天気」。これも同様にキーワードが隠れているのだが、それらを目指しつつ「えぇ天気だなぁ。(なぜか関西弁)」というイメージのクラスにする思いが込められている。

 今年は、こどもたちの様子を見て、まとめない方がわかりやすいと判断し、キーワードを生かしてキャラクターを3つ作り、キャラクターの名前を並べて学級目標にした。

 

5 キャラクターを考える

 こどもたちに考えてさせて投票で決めている。何かと使えるキャラクター。シンプルがいい。

 一年生にもキャラクターの名前やキャラクターデザインをみんなに考えてもらって投票したけど、私の提案はきちんと落選して、1年生らしい名前やキャラクターになった。

 

 早速この学級目標は、効果覿面。例えば、内科検診前、「今から内科検診があるんだけど、この中のどれが必要かな?」と問いかけ、みんなで何を心がけるか共通理解を図った。すると今までの検診の中で一番静かに取り組めた!終わったら即褒めて、レベルがあがったことを可視化で共有。

 戦いごっこ好きな男の子が多いため、「レベル」や「キャラクターの進化」なども用いてゲーム感覚にする。

 日常生活の中でも、「今の○○さんのこの行動は、☆☆(キャラクター名)だね。」と伝えていく。「そんなことしてると、◇◇(キャラクター名)がいなくなっちゃうよ。」という言葉が早くもこどもから出てきたりもした。

 

1年後の姿というより、一年間みんなの中にこの姿があるといいな、育てたい姿という感じかな。こどもたちもどんな姿がいいのか分かりやすく安心するし、私もブレずに指導・支援しやすくなる。

 

うんうん、面白くなりそうだ。

もちろん、個性は尊重しながらも、今年も学級目標で楽しむぞ~🎵