《仕事》新年度の取り組み 2.授業開きは、教室づくり〜自分たちのクラスは、自分たちでつくる〜
さて、新年度の取り組みシリーズ2!
授業開きは、教室作り〜自分たちのクラスは、自分たちでつくる〜
もちろん、岩瀬先生や私の仲間などの取り組みがベース。
最近の学級開きは、PA(プロジェクト・アドベンチャー)の内容を取り入れて、
笑いながらお互いのことを知り合えるようにし、
“なんだかこのクラス楽しそう”
“この一年楽しくなりそうだな”と思えるようにしていた。
今年は、初挑戦。
教室リフォームとまではいかないけど、
“自分たちのクラスは自分たちでつくる”というのを体感してもらうため、
初日はプチ教室づくりをメインにした。
まずは、“4年生はこんな力をつけて欲しい”
“私は、こんなクラスにしたいと思っている”
“この点には、厳しくなる”などという
私の思いを笑いも交えて熱く語る。笑
その中に、
「ここは、みんなのクラス。クラスというのは、先生がリーダーになってつくっていくのではなく、みんなが、一人ひとりがつくっていくもの。こんな風にしたいという思いをもって、そこに向けてやりたいことは、どんどんやってみて欲しい。先生は、その仲間の一人。」
というようなことを話す。
そこで、「早速つくっていこう!」ということで、プチ教室づくりスタート。
・ネーム磁石作り(磁石に皆の名前を書く。何かと便利なので2セット作成。)
・ロッカー番号付け(ビニールテープを貼り、その上に番号を書いたシールを貼る。)
・廊下のフック番号付け(フックを均等に並べ、あとはロッカーと同じ。)
・靴箱番号付け・傘立て番号付け(ロッカーと同じ)
・掃除ロッカー作り(ホウキとフックに色を付けてもらったり、整頓したり。)
・ゴミ箱作り(分別が分かるように掲示物を作成してゴミ箱に貼る。)
・給食・掃除当番表の名前作り(私オリジナルの当番表の名前部分を作成。)
以上の8つのグループについて、1枚ずつ紙に書いておいたものを掲示し
やりたいものに分かれて作業開始。
多すぎたら作業しにくいことを伝えて、上限だけ定めて決めた。
少し譲り合ったりしながら、スムーズに決まった。
割と始めからうまい具合に分かれたが、少し人気だったのは、ゴミ箱作り。
ちょっとクリエイティブな感じだし、名前書きのように字が上手じゃなくてもいいという気楽さもあったようだった。
新しい仲間と気を遣ったりする様子も見られながら動き始める。
だけど、活動的なものなので、会話も弾んでいる様子。
張り切って、より丁寧にやろうとしたり、工夫しようとしたりする姿が
たくさん見られた。
私は、こどもたちのやる気や頑張りを見つけては、
「いいね!」「素敵!」「ありがとう!」「上手!」
と言いながら歩くいたり、時々
こどもたちからの「先生、ビニールテープが足りません。ください!」「画用紙を使いたいのでください。」の要望に応えるために動くだけ。
8つの仕事を私がやらなくてよくなるし、
(それなりに準備はいるので、やってしまったほうがラクということもある。
絶対やるべきことは8つもないが、仕事を8つにしたのは、各グループの人数を3〜5人にするため。)
こどもたちが活き活きするし、
何より、自分のしたことが早速クラスの役に立っていたり、
充実感や達成感が味わえたりする。
“自分たちのことは、こうして自分たちでやっていくんだ”
“こんなこともしていいんだ”
という実感がわき、自信も少しもてたのではないかと思う。
こどもたちの字で作られたものに囲まれる。
これもまたいいんだなぁ。
(尊敬する実践者の方が、このようなことをしようと思って、仕事を残しておいたら
職場の他の方が見かねてやってくださってしまったそう。
この失敗談も参考に、事前に同じ学年の先生方にこの取り組みについて説明。「いいね!うちもそうします!」と学年で取り組めたのもよかった。
私も失敗してもいいことだけど、やはり有難い。)