雪雪雪雪。子どもは断然、楽しさ〉寒さ 雪遊び禁止は先生だって嫌なんだ!
昨日は、午前中からチラチラと雪が降り始めた。
クラスの子どもたち、大興奮。
授業中も、外が気になる。
「積もれ、積もれ♪」「あ、止んじゃった。」「雪が大きくなったよ!」
休み時間になった瞬間、全員窓際にダッシュし、窓にへばりつく。
遊べるかなぁ、積もるかなぁ。
でも、校庭遊びは禁止。
15時、関東に大雪警報が出た。
ちょうど下校時刻。
教員は、子どもたちを集団で送り出すことに。
子どもたちは、ようやく出会えた雪に大興奮!!
帰るどころじゃない!
大人になると、安全のために雪かきなどして朝から大変だなぁとか、無事帰れるかな?明日は出勤できるかな?とか、滑ると怖いから嫌だな、触りたいけど濡れると大変だし寒いからな、など
子どもの頃のように純粋に雪を喜べない自分がいる。(いや、休みの日なら違うかも)
もちろん心の中は、このフカフカな雪の上にダイブしたい!雪だるま作りたい!遊びたい遊びたい遊びたい♪とウズウズもしているのだけど。
学校の子どもたちを送り出すのに、1時間近くも外を歩いてぐったりしてしまった。
それなのに、学童まで駅からまた15分歩いてたくにいのお迎え。
そこから家までは30分近くまた歩かなければいけない。
楽しみたいけど、濡れるとやっぱり寒いんだもん。
手袋を外した瞬間手が凍る。
学童到着。
学童を出た瞬間、たくにい大興奮!
いや、大大大興奮だ!
「わ〜!!!!!!!!凄いよ!凄〜い!!!!」
「ママ、見て、ここ誰も踏んでないよ!ふかふかだよ。たくにいの足跡だけがつくんだよ!」
「こんな雪見たことないよ。寒いけど楽しいね。雪が止んでればもっといいのになぁ。」
そうか、スキー場以外でこんな雪を見たのは、たくにいが3歳くらいのとき?覚えてないか。
スニーカーなのに、スニーカーよりも深く積もった雪のなかをガシガシ踏み込んでいく。
靴はびしょ濡れ。
「ママも入ろうよぉ!せっかくこんなに雪があるんだからさ。面白いよ。凄いよ。」
言われて入る。
短めのブーツだったため、雪が入ってしまった。
あぁぁぁぁぁ、濡れたよ。寒いよ。今の私は疲れて楽しむ余裕がない。
「たくにいも靴、びしょ濡れでしょ?寒くないの?痛くないの?」
「寒いよ。でもそれより楽しい!寒いけど楽しい方が上なの!!」
「ひゃっほーう!!ゆーきやコンコン♪あーられやコンコン♪」
歌を歌いながら、足を高くあげ、弾む弾む。
車のライトに雪が照らされると
「わ〜、見てー!雪が綺麗だよ。」
「なんて、楽しいんだろう!」
30分の道のりもなんのその。
長袖Tシャツとフリースしか着ていなくて、
手袋もなく、ズボンも靴もびしょ濡れなのに
終始にこにこで帰宅。
私なんて6枚も着て、手袋にブーツで完全防寒なのに。(笑)
久々にたくにいに癒された!
なんだか私まで楽しくなってきてた。
今日は、たくにいは、濡れたら大変なんてことも考えず、(いや、濡れても対して困らなそう・・・そうだ!彼は困らない!(笑))
思い切り雪遊びしながら登校するだろう。
母は、こっそり着替えを準備した。
いちぼうの保育園は、雪遊びするから着替えと手袋を用意してとのこと。
私も朝の通勤中、積もった雪に絵を書いた。
ザクザク足跡いっぱいつけた。
そうしたらやっぱり、学校の雪遊び禁止だっていうことが悲しくなり、心が苦しくなり、
今朝、校長先生になんとかなりませんか?と交渉してみた。
やっぱりダメだったけど、、、。
(かなり水分を含んでいて、校庭が荒れるから。土もついていて危ないからという理由。他にも当然色々お考えがあるんだろう。校長先生は、ご理解のある方だ。だけどだけど。。。雪~!)
「今の時代、学校では雪遊びは禁止される。外遊びもダメ。」なんてことを、何かの見出しで見たら、確実に私はがっかりする。
そんな渦中に自分がいて、どうすることもできないのがまた悲しく、悔しく、もやもやでいっぱいになった。
確かに、現場にいるからこそ予測される大変さやトラブルも分かるけど・・・制限つきならできるのに。
学校周りの雪かきをしながら、やはり同じ思いを抱いている職員がいることも分かった。
いや、子どもたちのことをよく知っている先生方のほとんどは、せっかくの雪、子どもたちに遊ばせたい気持ちでいっぱいだ。
雪の学校・雪の公園散策、図工での造形遊び(雪の街を造ったりみんなで一つの作品にできる)、全校雪だるま選手権、、、、
いくらでもアイデアは思いつくのに!
いつも体験を重視して、宿泊体験、昔体験、昔遊び体験、なんて言うなら、みんなでの雪遊び体験なんて今しかできないのに!!
子どもの想いに寄り添うのは、今でしょ!
悔しいから、昇降口前を雪かきしながら、雪をどっさり集めて密かに雪だるまを作った🎵
そしたら誰かが、腕代わりに竹ぼうき刺してくれてた。
自分が小学生のとき、雪が降ったからと授業を変更して遊んだことは今でも覚えている。
そんな記憶に残る一日を作りたかったなぁ。
でも、ダメなことに不満を言うんじゃなくて(もう充分吐き出したか。)
できることの中で何ができるか考えるしかない。
子どもたちよ、まずは登校前にしっかり遊んでおいで!!
次にまたもしこんな機会があるときは、前もってしっかり校長に交渉したり、学年で動いたりできるようにしてみるからね!