学校スタート! 子どもたちが安心感を感じられる長期休み明けの過ごし方は?
昨日から、学校(仕事)が始まりました。
3学期制なら、3学期の始まりですが、横浜市の場合、2期制なので•••冬休みが終わって、ラスト3ヶ月が始まった!という感じでしょうか。
冬休みはもう満足♪早く子どもたちに会いたいな♪♪と、楽しみでした。
ここ2年間くらい、私は学校に行きたくないと思ったことがありません。
(3年前は、時々しんどいときがありました。)
むしろ、長期休み明けは、ワクワクしてそろそろ始まって欲しいなと思うくらいです。
さて、冬休み明け、久しぶりの学校。
子どもたちには、「あ〜、やっぱり学校に来ると楽しいな。また頑張ろう!」と
意欲と安心感をもってもらえるように努めます。
まずは、黒板に新年のあいさつと残り3ヶ月も一緒に頑張ろう!というようなメッセージを書きました。
私はこのとき必ず、学級のキャラクターなどを使って、絵も描きます。
私の似顔絵も絡めて「会いたかったよ〜。」と私の思いも書いたりしました。
そして、教室で子どもたちを待っての挨拶。
「先生〜!会いたかったよー!!」「明けましておめでとうございます。先生、今年もよろしくお願いします。」「先生、おはよう!」
とたくさんの笑顔が見られました。
子どもたち同士でも「きゃー!」と抱き寄っている姿が見られます。
(すかさず、私も加わりました。)
挨拶が小さい子なんかには、自分からすり寄って行きます。
私も嬉しくてとにかく笑顔。
朝の会の健康観察では、子どもたちに名前を呼ばせたりするなど色々なやり方がありますが、私は基本的には自分が呼名しています。
全員の名前を呼ぶことができ、全員と目を合わせられる貴重な時間だからです。
ここでしっかり目を合わせることで、私としっかり繋がり、ちょっとうつむき加減、なかなか合わせない、など目の合わせ方でその子のその日の状態が少し分かるからです。
目を合わせないと、じーっと見つめたり、もう一度名前を呼んで目が合うのを待ちます。
そして、担任からのお話では、自分から挨拶をする人が多くて気持ちがよかった、とか、朝会や朝の会での話の聞き方がよかったことなど朝の様子でいいなと思ったところを伝えました。
そして、冬休み中みんなに会いたかくなったことやこれからの3ヶ月どんな風に過ごしたいなどを話しました。
ついジェスチャーなどを交えて面白おかしく話してしまったので、子どもたちも
たくさん笑ってくれました。
(昔は真面目にしか話せなかったのに、“教師=演技者”、そういえば私、俳優への憧れがあるし、演技するの好きだった、、、教師=女優?になろう!と決めてからは本領発揮できるようになりました。笑 でもこれのおかげで、私は子どもに対するドキドキがなくなりました。昔は、子どもの前に立つことに毎日ドキドキし、それが億劫で学校に行くのにパワーがいりました。)
さて、1時間目はさっそく簡単なアクティビティーを行います。
後半に身体測定が入っていたので、20分くらいでできるものにしました。
私は、PA(プロジェクトアドベンチャー)が好きで、そこからのアクティビティーを
よくやっていたのですが、昨日は特活部の研究会のときに毎回紹介される「お勧めレク」の中からピックアップしてやってみることにしました。
アクティビティーの引き出しを増やすことが私の目標ですが、
それには、子どもたちと一緒にどんどん実践してみることが、一番の近道だということを実感しています。
時間が短かったので、席から動かなくていいものを中心に選びました。
まずは、ウォーミングアップで「目・鼻」をやりました。
右手で右耳、左手で鼻を摘む。「せーの」で手を入れ替える、ただそれだけです。
それだけですが、笑いが起こります。
鼻を摘むので鼻声でしゃべってみたり、鼻を摘んだ顔を見て笑ってみたりするとますます笑いが起こります。
慣れてくると「せーの」を何人かの子どもに委ねました。
次に、「拍手であそぼ」という拍手を使った遊びをいくつもしました。
私が言う数だけたたいたり、私が言う数より1回多くたたく、1回少なくたたく、などしてやっていじます。
ただこれだけなのですが、
やっていく中で、子どもたちの集中力が増したり、他の子と合わせようと他の子を
意識したりするようになり、揃った時には一体感も生まれます。
そして、なぜか7回くらいになると揃わなくなるという実態も分かりました。
他にも「◯◯な拍手、パン・パン・パン」とリズムに合わせて拍手するものもあります。
◯◯には、「大きな」「小さな」「はぬけ」(はじめの拍手をスカして、スカ・パン・パンとなります)「まぬけ」「おぬけ」「親指」「小指」に変えていきます。
どれだけ拍手してるんだって感じですよね。
でも、子どもたちはニコニコしながら集中して拍手を合わせようとしていました。
最後には、子どもたちも大好き、「せーの」の掛け声で「パン、パン・パン、パン・パン・パン、パン・パン・パン・パン、パン・パン・パン・パン・パン」と
1〜5回に増やしていく拍手で締めました。
移動もなく、ちょっとした隙間などに行え、みんなとの一体感も生まれるのでオススメです。
ここで1時間目終了。もう一つアクティビティーを予告しており
子どもたちからも「やりたい!」とリクエストが多くなってしまったので
「今日はとことん、楽しかった♪」を残そうと思い、急遽4時間目もアクティビティーをすることに。
「ニョッキ」をやりました。昔テレビのバラエティー番組はやったものです。
まずは班で。
久しぶりの班のメンバーとの交流を深めます。
簡単にできるようになったら、号車で行います。
最後に、クラス全員でやってみました。
いや〜、驚くほど進まない、進まない。3ニョッキが最高なくらいでほとんど
1ニョッキでアウトです。
制限時間を設けたのですが、制限時間が迫っても全く状況は変わりませんでした。
「ずっと同じ状況だけど、このままでいいの?」
なんて、声をかけそうになりましたが、じっと見守ることにしました。
見えてきたのが、
誰も譲り合おうとしない、ずっと1ニョッキをやっている子がいるのにそれを生かさない、他の子は嫌になってないかな?と思ったら、おとなしめな子がどうせ重なるならと時々ニョッキしてみたりする様子も見られ、へぇ〜と思いました。
そして、一番の気づきが、何度も同じ子が重なったり、少しふざけたりする子もいたりしたのに、誰も責める人がいなかったということです。
いつもなら「こうしようよ!」と声をかける子がいたり「ふざけるな!」と怒る子が
いたりする気もしたのですが。
冬休み明けでまだそんなスイッチも入ってなかったのかもしれませんが、
子どもたちと振り返ったとき、その気づきも伝えました。
アクティビティーをすることで、勝負になるとカッとなる子、意欲的に参加している子、つまらなそうな子などの個々の様子や
協力的、バラバラになっているなどクラスの実態を見ることができます。
振り返ることで、自分たちの様子を客観的に捉えたり、意識するべきことを
確認することができます。
そして何より、たくさんの子が「楽しかった〜!」と笑顔になります。
友達とも関われ、クラスとの一体感を感じ、安心感を得られたことが分かりました。
その勢いで、久しぶりの算数や国語の授業も楽しみ、
帰りの会では、今日一日の様子でよかったところを挙げ、
全員とハイタッチをして終わりました。
この帰り際の全員とのハイタッチも、子どもたちと繋がれるし、
思いっきりタッチてくる子や優しくタッチする子、何度もタッチするなど個性や私との関係が垣間見れたり
逃げようとしたり、進んでやってきたりすることでその子の状況がわかります。
今のところ全員が喜んでタッチしに来てくれるので安心です。
さあ、今日は二日目。
今日も笑顔で楽しもう♪